はじめてのケース塗装


はじめに 2010年10月24日

これからケースの塗装やラベルづくりを始めようと思っているみなさん。
まずは、「エフェクター 自作 ケース 塗装」などとググって情報を集めてください。
私は自分で集めた情報をもとに、今回初めてケースの塗装に臨もうと思っています。

私の記録のほとんどは肝心な部分が抜けているように見えますが、その辺は他の方の塗装術を参考にしてくれると理解できると思います。準備は怠らない方がいいです。

ではでは、自作エフェクターの中で一番しんどい(少なくとも自分は)塗装のはじまりはじまり〜(笑)。


今回は、自分の手元にある自作エフェクター5機に装飾を施したいと思います。ただし、右上の Power Junction に関しては、DC端子が外からはめ込むタイプで、事実上バラすことができないので塗装はしません。

まずは、組み込んだ基板やジャック類を摘出して、ケースだけの状態にします。

ビフォア・アフターでいうビフォアーですな。



ケースの研磨 2010年10月24日

500番の紙やすりでケースをまんべんなく研磨していきます。

ずいぶん昔に自作した、黒ずんだケースもこの段階でわりときれいな光沢を見せてくれます。


十分研磨したら、中性洗剤を使ってきれいに洗い流し、十分に乾燥させます。

なんかメタルでいいですね(´∀`)。


プライマー 2010年10月24日

よぉし、じゃいきなり塗装やぁー!とはならなくて、カラーの乗りを良くするプライマーというのを吹いてあげます。


これ意外と高くて、100mlで480円でした(汗)。200mlで680円。100均にも売ってません。


作業の前に、ケースの穴を塞ぐマスキングをしてあげます。ケースの内側まで塗料が入ってしまうと、基板を組み込んだときに、アースの部分がなくなりノイズの原因となることがあるそうなので、その対策の為です。


塗装の場所は人それぞれですが、わたしは↑こんな感じで済ませてます。 ビニール傘も、黄ばんだ使われていないものを仕事場からかっさらったので、費用は0円です。

塗装の時は、軍手を忘れずに。あと、手首から肘までの部分もいらない布で覆うと、塗装時に腕を汚さなくて良いですよ。

プライマーは透明なのでちゃんと塗装されているか確認しずらいですが、ざっくりと吹いて1時間ほど乾燥させます。ここまではあまり気を使う作業ではないので、気楽にやりましょう。


下地塗装 2010年10月26日

ここでようやく、好みの色で着色できます…とい言いたいところですが、まずやるべきことは、下地の塗装です。

赤や緑、黄色など黒を除くほとんどのカラーは、そのままいきなり塗装すると発色がよくありません。

下地として白(ホワイト)で塗装し、その上から所望の色を重ねると発色が良くなります。
簡単に言うと、その色がより明るく鮮明に見えますってことです。

今回は、4ケースをそれぞれ黒、青、オレンジ、緑としたいと思います。
なので、下地の色も含めて、使う色は、白、黒、青、オレンジ、緑の5色です。


スプレーは100均のダイソーで購入しました。1本で一ケース塗りきれる位の量なので、お手軽でお買い得です。


他の方のページでも何度も書いてありますが、あせらず、各面薄くスプレーを数回繰り返していきます。
青いケースに関しては、下地が面倒になったので、下地なしでいきなり青をスプレーしています。


写真を見ればわかりますが、まだうっすら銀色のアルミ色が見え隠れする程度です。でもこれぐらいで大丈夫だと思います。
青のケースは塗装が終わった直後に表面から落としてしまい、ホコリかすが付いてしまいました…トホホ。でも後述するように、なんとか修正は可能ですので落ち込まないでくださいね。

乾燥のために、この状態で半日放置しました。


耐水ペーパーで研磨・本塗り開始 2010年10月26日

しっかり乾いてよく見てみると、ほとんどに小さなほこりが張り付いていて、とても不格好です。ここで耐水ペーパによる研磨の登場ですが、あまり力を入れないことがコツです。

1000番の耐水ペーパーで軽ーく、表面のホコリをとるだけぐらいの気持ちで、研磨します。
この状態でも塗装は剥がれてきますし、強すぎるとせっかく色を付けたのにほとんど剥げてしまう…なんてことになります。
軽くで大丈夫です。


ここで気づきましたが、表面は良く塗装されているのに、側面(特に裏ぶたの側面)がほとんど塗装されていませんでした↑。これから何度も重ね塗りをしていきますが、こういうところにも注意が必要ですね。

表面のホコリが綺麗に取れたら、綺麗に水洗いして、よく乾燥させます。

そうしたらいよいよ本塗りです。好きな色を塗りたくってください。薄くスプレー…を何度もですよ!


こんな感じです。青いケースについてしまった落下跡も、重ね塗りすることでほとんど分からなくなりました。明るめのオレンジも、発色が良いように思えます。

塗装は辛抱が大事です。乾燥のために、この状態でまた半日放置します。


繰り返し 2010年10月26日

上の作業を、2〜3回繰り返します。


クリアー吹き・完成 2010年10月26日

重ね塗りが終わったら、最後にクリアを吹いてあげます。


これはホームセンターで200mlを198円で購入しました。
100均にも売ってますが、コストパフォーマンスはこちらの方が良いですよ。


こちらも、塗装して乾燥するとホコリが付いていますので、それを落とすように2000番耐水ペーパーで研磨→水洗い→クリア塗装→乾燥→研磨…と2〜3回繰り返します。
みなさんこのホコリ現象をどう処理されているか分かりませんが、私の場合は、最後も耐水ペーパーで付着したホコリを軽く取り除いて、うす艶消し状態(写真じゃちょっとテカってわからないですが)で完成としました↓。


若干のザラザラが残っていますね(汗)。でも私はこちらの方が好みなので良しとします。
研磨を頑張れば、ちゃんとツルツルになるのでしょうね。

引き続きラベル作成するのはこちらから。


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